お手本

部長に押印をもらいに資料を持って行った。
資料を返しがてら、
「これ、誰が作ったの?」
「自分ですが」
「これ、PDF化して取り込んで送って」
「? はい」
そして先ほどの資料ですとメールしてしばらくしたら、チーフから声をかけられた。
「やるじゃん!さすが」
「?」
部内に一斉送信で部長からメール。
タイトルは「お手本」、さっきの資料の添付と、「良い事例なので共有します。良いところは以下の3点…」と書かれていた。

後輩の指導や遅れを取り返すのに必死で、だけど自分のタスクが遅れてたら格好がつかないからとバタバタ追い込んで作った資料だった。

大したことのない案件だし、ショボい資料だったから、びっくりしたし猛烈に恥ずかしかったが、それでも、これから1人増える世話子の指導に向けて、少し自信になった。
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生傷

このまま続けても私はどんどん落とされる。
ふとした瞬間の見下した発言。
がっかりされたくないなんて思っていたけれど、馬鹿馬鹿しくなってきた。
こんな痛いだけの現状はもういらない。
背筋を伸ばすまでだ。

キャリア

自分の下にもう一人つけたい、とチーフから打診があった。
チームに転入者がくるとアナウンスされてから、薄々予感はしていた。
業務に関することを教えるだけでなく、面談、育成計画等々、簡単ではない。
が、研修中の彼の優秀さは際立っていたし、時頭の良さが現れていて、私などすぐに越えていくだろうと思った。
チーフの右腕としては力不足な私の代わりになって欲しいという気持ちから、引き受けることにした。
異動して1年で2人も抱えるとは思わなかったが、やれるだけやろう。

半年抱えてきた案件の要件調整がようやくクローズの段となった。
いつも炎上させてくれる上司に最後の報告。
やはりボヤ騒ぎはあったものの、なんとか「ご苦労様でした」の一言。
「今まで相手との調整は貴方がやってたの?」
「そうです。ただ、会議前はいつも台本作ってました」
「すごいな。引き続き頑張って。」
この人からそんな言葉をかけられるとは。
この人に何度も泣かされたが、この人に相談しながら進めることは、チーフと決めた。
苦しいが、もう少し粘ってみよう。

その日が過ぎたら

泣くほど嬉しくて楽しみな日が、もう来月にまで迫っている。
この日が過ぎたら、髪を切ろう。
弱い私の醜い気持ちを棄てる儀式みたいだ。
だけど、ハレの日の幸せを刻んで、少し時が経って、丁度良いタイミングな気がする。

私は相変わらず弱いが、だけどとても強くなった。
変われないけど変わっている。

あと少し、弱さに甘えてから、立ち上がる。

foolish

ほんとに馬鹿みたいだな。
醜くて苦い気持ちが腹から膨れ上がって、喉元まで苦しい。
吐き出せたら楽なのに、口に広がる苦味に耐えられなくて、呑み込もうと必死。
馬鹿だな。
プロフィール

フジ

  • Author:フジ
  • 広島在住の新米サラリーマン。
    写真、読書、音楽、言葉が好き。
    どたばた生きてるテンパりキャラ。
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