こわ

不眠が続きすぎて体力がもたず仕事にも支障をきたすようになったため、睡眠薬を服薬した。

効き目が続かず夜中に目覚めた時、行き倒れたように床に転がっていたため、嫌な感じがしたが、せっかくの眠気が覚め切ってしまわないよう、布団に入って寝直した。

朝、いつもの時間に目覚め、習慣になっている母妹へLINEで挨拶をしようとトーク画面を開いた。
すると、覚えのないやり取りが。

「どうしちゃったの?怖いよ」
「なにかあったの?だいじょうぶ?」

心拍数が上がるのを感じながら、自分、何をした?何を送った?とトークを遡る。

「部屋に妹がいる。」
「ベッドの中を探してみたけど、いない」
「でもいるきがする」

何も覚えていない。
全く。
けれど、服薬した時間と投稿時間、脈絡なく床で寝ていたことから、多分、本気にして探したのだと思う。

脳の神経の中に、眠れなかった部分があったのだろう。
でも何度も飲んでいるのに初めての強烈な寝ぼけ方に、さすがに怖くなった。
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バリアー

妹より年若い男の子に説教された。

貴方の見た目や雰囲気で恋人がいないなんておかしいと思ったけど、原因は貴方の中にある。
一見にこにこと人を受け入れているようで、実は心の壁が高すぎると。
不意に拒絶されて、踏み込むのを躊躇ってしまうと。

返す言葉もなく、苦笑いしてしまった。

はじまり

ないものと思っていた内示は、思わぬところに着地する結果になった。
この人について行きたい、と思えた人のところにい続けることは出来なかった。
それでも、ひと月前から約束していた食事の場で、
「貴方がきてくれて、どれほど嬉しかったか。真面目に働いてくれて、分析も丁寧で、資料もわかりやすい。それにツッコミがいい」
その言葉だけで、どれほど救われたか。
今は無理でも、この人が偉くなる頃、下につきたいと思った。
それまで頑張ろうと。

だから、中途半端なものは、振り切ることにした。
バカなことをしているのかもしれない、と思いながらも、もう、半端でいるくらいなら、前を向きたい。

ワインは苦かった。

不意打ち

上司に突然呼び出され、何のことだろうかと思いながらついて行くと、切り出されたのは、異動の話。
ただし正式な異動ではなく、期間限定の、支援としての異動。
このままこの環境にいてもどうにもならないと思っていた矢先の話に、驚いて言葉が出なかった。
同時に頭の中で、数日前に打ちのめされた「どこに行ってもだめだ」という言葉が呪いのように滲んだ。
そもそも、支援が必要な汲々とした状態のところに、身体的精神的不安を抱える自分が突っ込んで行ったとて、役に立つどころか迷惑をかけかねないのは事実だ。
考えあぐねていると、
「不安なのはわかる。だから俺も体調面の話は伝えた。そしたら、先方も分かっていてそれでも協力して欲しいそうだ」
退路が断たれた、と思った。
「やります」
呪いの言葉は見ない振りをしてみることにした。
さて、どんなことが待ち受けているのか。

もういやもういやもういや
こんな自分いやだだけど取り返しはつかない
泣いても喚いても戻らないものは戻らない
プロフィール

フジ

  • Author:フジ
  • 広島在住の新米サラリーマン。
    写真、読書、音楽、言葉が好き。
    どたばた生きてるテンパりキャラ。
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